法隆寺お会式

「お会式」の始まりは、夢殿が建立された後の天平20年(748)ごろと考えられています。

 

この行事は、聖徳太子のご命日にその遺徳をたたえ、供養する法要です。

 

聖徳太子は、推古天皇30年(622年)2月22日に葦垣宮で薨去(こうきょ)されました。

 

ご命日を新暦で1ヶ月遅れの3月22日に法隆寺聖霊院(しょうりょういん)行われる

 

聖徳太子の御忌が「お会式」=「小会式」です。

 

一般には、3月22日~24日

 

3日間、境内に露天が出店し大いに賑わっています。

 

更に、10年に一度「大講堂」で行われる聖霊会を


「大会式」と呼んでいます。

 

この「大会式」は、4月22日に行われます。


 

お会式のお供物

 

お会式に聖徳太子の御前に供えられるお供物は、

堂内の華やかな荘厳とあいまって、まるで極楽世界を演出しているかのようです。

 

それは約1ヶ月前の2月の末ごろから古い記録に則って準備されるもので、

すべて寺僧や法隆寺に働く人たち、あるいは奉仕者によって手作りで行われます。

 

これらのお供物は中世以来、綿々と伝わったもので、

その源流は朝鮮半島にあると言われ、

当時の食生活の貴重な資料ともなっています。

 

        法隆寺HPより引用

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